2008年10月

カラオケ修行~マラテ編、フラーミー

マビニ通りはハイアットカジノの斜め前あたりに昔から有るローカルのような佇まいの日本式カラオケ「フラーミー」。

この店は非常に地味で、しかも二階に上がる店内はローカルチックに鄙びてる所が何とも言えない味を出していて、この雰囲気はマビニのカラオケがどんどんと様変わりしていく中で、何故か昔からずっと変わっていない(爆)。

先日大阪在住のPちゃんの噂を聞いて、久しぶり(多分一年振り位だろうか)に覗いてみると、相変わらずのママさんがお出迎え。
残念ながら店内は数人のピーノを引き連れた日本人客が大はしゃぎで、殆どのババエが指名済み。
しかもテキーラボトルでじゃんけんテキーラと来れば、某御仁の「プラスワン狂乱の宴」そのもので、こちらはとても楽しめたものじゃない。

が、特に行きたい所も無かったオレは、SML5~6本飲めば元も取れるだろう....と、観察モード。
そんなこんなで指名は無しで、ヘルプ回しを頼み、SMLをガバガバと飲み始めた。

ところで、マビニと言えば、少し前まではKAIが知る人ぞ知るの人気を誇っていたが、ババエの入れ替わりや店の移動等が重なり、今では以前程噂を聞かなくなってしまった。要は、カラオケの好き嫌いは、店の雰囲気とお気に入りのババエが居るかどうかにかかっていると言っても過言では無いのだ。

さて、程よく冷えたSMLを飲みながら周りをよく見ると、GROの見た目は確かに一時期の酷さからは大分改善されていた。
歌って歌って....はあるものの、GROが客のリクエストに答えて歌う....というパターンもありで、これはステージに引きずりだされるのがうっとうしいが、この店の場合は店自体が居間のように狭いので、まあそれ程苦にならないか.....(笑)

LDイイデスカ?.....は、今回回ってきたGRO二人は言わなかったが、確か昔も言わなかったように記憶してる。
ただし、この辺は、それ程教育がシッカリしているようにも見えないので、ババエによるのかもしれない。

料金はセット500pポッキリ。++は無し。
ここが居心地良いかどうかは、ひとえにその人の趣味によるかと思う。
この小汚い狭い店内にアットホームを感じる人には居心地がよいかもしれない。

というか、それほどこの店は不思議な空間である。

深くて長い河の先には.......その14

披露宴は海の見えるリゾートホテルだった。
ホテルの室内は十分な広さと清潔さを保っている。
田舎にしてはそこそこのホテルのようだ。

過去に呼ばれた結婚式では大抵メトロマニラの地元のレストランか自宅というのが多かった。
自宅の場合は、アパート前のちょっとした空間だったり、自宅前の空間と道路半分位を占拠した空間だったり、はたまた金持ち親戚の中庭だったり、ニノン役のパランガイキャプテンの邸宅の庭だったり.....と様々だが、そのココロは場所代は無料という所だろう(笑)

しかも、大抵は呼んだ人間が別の親類縁者もしくは友人を連れてくる為人数が読めない。
レストランなんかでも、食った連中は食い終われば帰り、空いた所でまた別の奴等が食い始める....と言った具合で、誰が誰だかはもちろん不明。

ちなみに、この国にもお布施と同じような感覚なのか、「ご祝儀」という考え方は存在するのだ。
大抵は封筒に入れた現金を新郎新婦に渡す。
金額はマチマチで、100pの場合もあれば、500pや1000p、それ以上の場合も有るが、相場というのはついぞ聞いた事が無い。
しかも、タダメシ食って黙って帰るような輩はもちろんそんな物は用意していない。

さて、この史上最大の結婚式では披露宴に一体何人集まるのだろうか?
聞く所によれば招待状は200通出したらしい。
ホテル中庭には大体そんな感じの椅子とテーブルが配置されていた。

中庭にはその他お決まりのバンド演奏のステージが設けられていたが、演奏するのはアキコばばあのバーで演奏しているらしいド下手バンド。
高校の学園祭レベルだが、田舎のバーなら楽器を持ってるだけでOKという事なのだろうか?
当然原価も一人数百ペソだろう。

披露宴会場にはデカイケーキとその周りにはお持ち帰り用と思われるパッケージされた小さいケーキの山が......
テーブルにはローカルのメシがこれでもか!......という位並んでいたが、せいぜい一人150p、300人分、45000Pと言った所だろうか?

ここでもN子はビデオに余念が無いが、何故か新郎のBちゃんが部屋に引き篭もってしまった。
例の腰痛が酷く疲れてしまったのと、ビデオに飽き飽きした為らしい。
もちろん、なれない行事で心労も祟っているのだろう。
かくいうオレも、この頃にはもうヘトヘトだった(爆)

かくして、またしても仕切りの無いダラダラ進行。
何が行われる予定なのかも誰もわからない上に、唯一このプランを企画した本人アキコばばあは肝心な時には着替えと化粧直しで不在。
進行内容が分かれば、重要なイベントだけ重い腰を押してイベント消化も可能だったろうが、そういう段取りも無し。

結果、何故かビデオクルーを従えて新郎無しの新婦のみパーティー会場へ入場という???な展開に。

歓談会食時のみ新郎参加で、メシを食らうも、今後の段取り説明はここでも無し。
メシを食らい終わる頃、へたくそなバンド演奏開始。
誰ともなく移動を促されて、疲れきったBちゃんと、金髪Jちゃん、そしてオレというここで唯一日本人である三人は、寄り添って一旦はステージ前に移るもあまりのウルサさに退散.......

途中で、今日の主役の新郎をヨイショしたかったのだろうか、ありがちの日本の曲を演奏。
曲は「最後の言い訳」.............結婚式で流す曲じゃない!(涙)
しかも、この不思議な日本人三人をいじるつもりが、田舎バンドの悲しさか?、なんとも度胸が無い。

「この曲のタイトルってどんな意味だったっけ?」とボーカルの三人が独り言のように話しながらこちらを見ている。このピン中砦守備隊の連中が「それは○×△という意味だよ」と誘いに乗るとでも思っているのだろうか?

一緒に歌ってください.....とでも言われたら厄介な事になるな...と無視!(爆)
ステージの上では「なんて意味だったっけね?」とわざとらしく、壊れたレコードのように三回ばかりリピートしていたが、オレ達三人は自分の飲み物を持ってバンドの音がうるさくない場所に退避!

ところで、ここまで新郎と新婦の行動はまったくリンクされてない。
これが後々また波乱を呼ぶとはこの時点ではまったく予測できてなかったのは、オレの誤算だった。

つづく

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カラオケ修行~マラテ編、アップステージ2

数年前のパサイロードと言えば、アムロ、コーラスライン、イリュージョンあたりが人気だっただろうか.....
最近はと言えば、やはりアップステージグループのような気がする。
パサイロードにニューサチをオープンしたと思ったら、マラテに日本橋亭の復活とアップステージ2のオープン。

パサイロードのニューサチは最近気に入った店のひとつだが、マラテ店はどうか?
とついぞ気になっていた。

ところが、マラテ店はセット800p+VATという最近のセット料金デフレ傾向とは逆行した値段設定。
いろんな人に聞いても、ここがネックで誰もがノーチェック状態が続いていた。
しかし、これは修行だからして....、そろそろオペレーションも落ち着いたころだろうと、先日覗いて見るこ事に..........

場所はアドリアテコ、パンパシフィックホテルより数百メーター程南に行った所。
でかい看板ですぐにわかる。

店内はニューサチと殆ど同じだが、ウエイティングエリアが通路際になっていて、ニューサチのような驚きは無いのが残念。
また、ニューサチと同じという事は、ご存知の通り音がデカイ!
さらには店内は天井も高く広い作りは大箱然としていて快適だが、規格なのか座席がやはり狭い。

ただ、評価できる点はSMLがセット内に入った事だろうか?
ビール派としてはまずいドラフトを無理やり飲む必要は無くなったのが唯一の救いか!?
教育はニューサチとほぼ同じらしく、歌って歌ってやLDちゃうだい...というようなおねだりは特に無い(ババエによるかも?)

さて、GROだが.........
先日店内を見渡すと、いろんな所で見た事あるような顔がチラホラ.......
どうやらいろんな所からの移籍組みが混在しているらしい。
この日の出番の質は、ニューサチよりは多少落ちるか.....

というか、よく見たら何とブルゴスはDIVINOに居た何人かもまとまって移籍していた。
昔アップステージにエドコンからの移籍組みが結構居る事が話題にのぼった時があったが、この伝統はアップステージ2にも受け継がれているらしい(爆)

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深くて長い河の先には.......その13

ところで、教会での式。
この国ではというかキリスト教圏では?、教会での婚姻届けは、役所の婚姻届とは別物である。

でもって、役所の婚姻届は離婚システムが無い代わりにアナルメントという婚姻届自体を無効にする手続きで離婚する事が可能となっている。
しかし、詳しくは知らないが、教会の婚姻システムではそういったシステムは無い宗派が多いようで、再婚の際に問題になるケースがある。

一方で、結婚式は教会の他に、市役所でも行える。
市役所の場合は、判事が取り仕切る。
教会も市役所も合同式とプライベートがあり、合同式は大抵土日に行われている。

費用自体は非常に安いが、教会の場合は当然ながらお布施が追加される。
以前、前妻の兄弟の結婚式で、金が無いので市役所の合同式にする....という事で、合同式に参列した事があったが、学校の教室のような市役所のセミナールームに20組位の新郎新婦が「普段着」で参加。

判事が教会の神父のような訓示?をたれて、次々と指輪交換とキスして、役所の書類に関係者一同サインして終了....という物凄くシンプルなものだった。
どうやら、この普段着で式ができる(当然学校の父兄参観のようにセミナールームの端に固まっている参列者も同様)という所が教会の結婚式より金がかからない....という根本理由のようだが、確か当時数百ペソでできたように記憶している。

ま、金の事はさておき、やはり五年以内離婚率50%越えを誇る?日比結婚だからして、ぶしつけながらオレは当然Bちゃんに市役所のプライベートを進めた。
ちなみに、オレも昔市役所のプライベートだった!(爆)

しかし、初婚の新婦にとってはやはり夢のバージンロード!
しかも、親族一同ドレスに身を纏い教会で結婚式を挙げるというのは一つのイベントだからして、なかなか地味な市役所という貧乏臭い結婚式を選ぶ新婦は皆無と言っていいだろう。
そこで、オレは昔「仏教徒だから教会の式はできない」とこれまた「神頼み」そのまんまのムチャクチャな言い訳をBちゃんに授けたが、どうやら失敗したようだ。

かくして、アキコばばあの策略の渦のど真ん中に飛び込むような史上最大の結婚式が開催されるところとなった。

さて、古びた教会の前で永遠に待たされるんじゃないか?という不安と戦いながら、所在なさげに待っていたオレ達だが。
この国のしきたりというかなんというか、特に誰が先導するという訳でもなく、いつの間にやらダラダラと皆教会に入り、何となく所定の位置につくと、さらに式の開始を待つという、これでもか!という程の待ち修行。

ここで、なにやら小冊子が配られた。
開いてみると、なにやら台詞台本のようになっている。
そう、これがアキコばばあの第一弾。結婚式台本であった!
神父と新郎新婦、そして参列者の台詞が事細かに書いてある。
式の進行はこの本の棒読みだ。
いろいろな結婚式を見てきたが、大抵は進行の概略が書いてある簡単な紙程度で、神父の説教まで一字一句こんなに細かく書かれた台本は初めてだった。そして、当然ながらそこには英語で新郎新婦の宣誓の言葉や神父との一問一答まで、細かく書かれていた。

ところで、オレ達ピン中砦守備隊は、オレがニノン、金髪Jちゃんはベストマンという名誉ある役目を仰せつかっていた。
ニノンは後見人だからして、最前列に男のニノン3名、女のニナン3名が着座、偉そうだが、やる事はと言えば最後に書類にサインするだけ。
ベストマンは新郎新婦のアシスタント役で、結婚指輪を預かったり、書類の署名を進行したりする役目だが、金髪Jちゃんはどうやら自分の役目はまったくわかっていないようだった(爆)。

そんなこんなでハラハラ続きの式だったが、何を隠そう一番ハラハラしたのはアキコばばあの隠し技、台本読みだろう!
何しろ、オレ達はもとより、Bちゃんもそんな台本の話しなんか事前に全然聞いてないよ!....状態。
神父の説教にイエスノーだけなら問題無いが、見てみると何だか長ったらしい新郎新婦の宣誓の言葉も書いてある。
どうなることやら...と見守っていると.........

なんだよ、Bちゃんスラスラと読んでいる!
ところが、対するN子は........全然読めてない!(爆)
残念ながらカラオケーナにはドレスは選べても結婚の誓いを英語で宣誓......というのは敷居が高かったか!
ま、しかしその辺はモゴモゴとお茶を濁して、式は淡々と進み.....予想通り金髪Jちゃんはベストマンの役割をほとんどこなせず.....それでも式は淡々と進み.....でもってオレの出番はサインだけ....という楽な役割で一時間近い式はやっと終了。

しかし、この後はやっぱり写真......延々と写真。
このあたりで、オレは朝からの待ち続けと教会の硬い椅子に座ったり立ったりで腰が痛くなってきた。
と思ったらBちゃんもサイズの合わないぶかぶかの靴と朝からの立ち続けで腰が痛いらしい(爆)

永遠に続くと思われる写真撮影に、オレは「新郎が腰痛いらしいから早くしろ」とまた渇入れ。
で、やっと収まって披露宴会場のリゾートホテルに移動と相成った。

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深くて長い河の先には.......その12

何だかこのシリーズを書いてから、ジワジワとアクセスが増えているのは気のせいだろうか?(爆)
という事で、もうシリーズ12。テレビならワンクール行っちゃってるな!
しかし、クライマックスも近づいて........

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さて、出発の準備は万端整い.....と言った所だが、例によって出発時間がよくわからない。
リゾートホテルの前には、何故かBちゃんの結婚費用で繕ったドレスを身をまとった親戚一同が溢れていた。

オレもキラーループのサングラスをかけ、金髪のJちゃんと送迎役の親戚の車を待っていると、何故かBちゃんが結婚式衣装にサンダル履きでプラプラと所在ナサゲに歩いている。

どうやら自分の靴が見当たらないらしい。
新婦は自分の衣装合わせで、それどころじゃなく、前日、当日の持ち物の用意をした新婦の母親は「あるはず」の一点張りでラチがあかない。
というか、誰もBちゃんの事を気にしていないように感じたのはオレだけだろうか?

しかたなく、キラーループのグラサンを怒らせて新婦の母親に「新郎の靴はどうした!?」とぶっきらぼうに聞くと、流石に無私する訳にもいかなくなったのか、近くの家族に聞いて回っていたが、結局靴は見つからない。
そうこうしている内に「じゃ、今から買ってきます」とあいなった(爆)。

しかし、それも新郎の足のサイズを聞く訳でも無く、何となく誰かが買ってきた靴は何とジャイアント馬場(古い!)が穿くのか?と思われるほどのデカイ靴!.................デカけりゃ何とかなるだろう...という買って来たヤツのいい加減な気持ちがそのまま現れてるような靴だった。

その間ホテルの前で待つ事1時間以上だろうか?
ドレスに着飾った親戚一同はよもやま話に花を咲かせ、「待つこともこれまた楽し日向かな」という状況のようだったが、金髪のJちゃんやキラーループのオレに話しかけてくる輩は皆無であった!(爆)。

新婦はと言えば、新郎の靴なんかはそっちのけで、リゾートホテルから教会へ向うまでのビデオ撮影に余念が無い。
リゾートホテルを出てくるシーンなんかはテレビ撮影か?....と思えるほどの凝り様で、「階段を下りるシーン、テイク2!!」......という感じ。

その後、やっと移動と相成り、送迎車に乗り込むと、何故かアキコばばあとその取り巻きが同席。
会話はと言えば、日本の何処に住んでいるのか、とか、フィリピンは長いのか、とか、そういう会話は一切無し!!
アキコババアの一言、「雨振りそうかな?」.......という程度で、完全に牽制モード(笑)。

教会はリゾートホテルから近く、ものの15分程で到着。
この地方で古い教会とあって、流石に風格がある。

ここでもお決まりの待ちモード。
こういう時日本人は必ずイライラする。
次の予定がまったくわからないという事に慣れていないからだ。
しかしこういう時は、もうオレは夜までここで待つぞ!....という位、腹を括らないといけない。

ちなみに、腹をくくれないJちゃんは結婚式参列の親戚が溢れる教会前で、若いババエグループにちょっかいを出していた。「あれ、楽しそうジャン」と思ったら、何とN子の親戚では無く、前の結婚式の参列者達だった。

こちらの参列者達はと言えば、リゾートホテル同様皆オレ達とは視線を合わせない.....という徹底振りで、古びた教会の佇まいと相まって、微妙な空気を醸し出していた...........

つづく。

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