フィリピンはタクシーが驚くほど安い。
最近いろんな物が安くなくなったと感じる中で、値上がりしてもなお安いと感じる所がスゴイ。

1日4~6回程度タクシーに乗るので、一年では1000回前後乗る計算になる。
それだけ乗ると、やはり色んなタクシーに出会う。臭いタクシー、途中でエンコしちゃうタクシー、何も話さないドライバー、逆に話がウルサイドライバー、メーター使わないドライバー、オンナを紹介したがるドライバー、何処かへ案内したがるドライバー、兎に角いろんな連中に出会うのだが、今の所ヤバイ状況には会った事が無い。

しかし、だからと言ってタクシーが安全になったと言いたい訳ではない。結局ドライバーの言う事なんていちいち間に受けて無い訳だから、ヤバイ状況をハナから回避し、君子危うきに近づかずを実践しているだけ.......とも言えるからだ。

今日も朝練の帰りに住宅街でタクシーを捜しながらプラプラと歩いてると、普通の車がスッと近づいて来た。
運転手が窓を開けて手招きするので近寄って見ると、タクシーだ!どこ行く?とタガログで聞いてきた。
昨年の法改正でタクシーは全て車体にアルファベットと番号を組み合わせたものが記されているが、このタクシー?はそれも無かった。明らかにいわゆる白タクモドキなのだろう。

オレはそんな事を考えながらも、マカティまでだが?と言ってみると、ドライバーは乗れ!とドアのカギを開けた。何となく、試してみたい気が起きたオレは、その車に乗り込むと運転席の横を覗き込んだがやはりメーターらしき物は無い!

目的地までのメーター料金は100p弱と判っているので、もしドライバーが値段交渉して来た場合は即座にタクシーを降りようと用心しながらオレはそのままタクシーに乗り込んだ。

ドライバーは目的地を再度聞いて来ただけで、特段カネの話しは切り出して来ない。オレもカネの話しはせずにそのまま乗り込む事にした。

目的地に着くとオレは黙って100Pを渡した.................

そして、ドライバーはThanks!と言って車を発進させた..............

ただ、それだけ................

今までの経験でメータータクシーであろうとなかろうとドライバーから値段交渉して来た場合はふっかけられる可能性大なのだが、メーターを使わずともドライバーから値段交渉して来ない場合は、メータープラスチップ程度のカネを渡してモメた事は無い。ただ、目的地までメーターでどの程度か判っていなければならないのだが........................