さて、今回同行した山猫はと言えば、当初から乗り気では無かった.......
元々知らない物に対しての探究心に疎く、警戒心旺盛な野生動物なので当然と言えば当然なのだが......

しかし、生活環境に関しては異様に敏感な山猫が今回のスイート尽くしの旅でどのような反応を示すかは、オレのもう1つの興味でもあったのだ.......

小奇麗なフロントでカギを受け取り、少しくたびれてはいるものの、フェリーに乗っているとは思えないようなホテル仕様のスイートルームに入ると、山猫は野生動物そのものの警戒心丸出しの様子で部屋中を見渡した後、ソファーにちょこんと座り込んだ......

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オレはこういう場合のてもちぶたさを紛らわす為に文庫本を何冊か用意して来たのだが、山猫は本等読まない上に例の携帯騒ぎで携帯も持たず、暇潰しのtexも出来ないという状態だった......

部屋を一通りチェックし終えたオレは、山猫が一番馴染み易いと思われたテレビを点けるとリモコンを渡した......

2泊3日の船旅なので、オレは荷物を解き終わるとベットに寝そべって文庫本を読み出した。すると山猫も真似たつもりなのかベットに寝そべりいつもの通りテレビのサ゜ッピングを始め、やっと場の雰囲気に馴染んできた様子。

スーパーフェリーとは言え、特に楽しめるエンターテイメントがある訳では無い。五階建てビルの屋上と同じような高さのデッキから眺めるフィリピンの内海の景色と、スタビライザーの効果もあってか殆ど揺れを感じないビジネスホテルの一部屋のようなスイートルームで静かに過ごす以外にはこれといった楽しみ方も無いかと思われるスーパーフェリーは、しかしオレには十分なフリータイムを堪能させてくれたのだった.....

PS
そういえば事前にスーパーフェリーの部屋のエアコンはオフ出来ないので寒い...という指摘があったのだが、オレの入ったスイートルームにはこれまた古風なエアコン温度調節機が壁に張り付いていた....古いホテルなんかで見かける四角い箱型のもので、下の方を探るとダイアルが付いていてなぞるように動かすと前面の温度調節針が動くという代物だ....これを使ってある程度部屋の温度を調節する事が出来た。