>安全なようで意外と無防備に近いかも?

kuyaからも指摘があった通りポーチは長いストラップで体にフィットしているようで、フィットしていないし、バックの当る腰の辺りはベルト等があったりで鈍感な部位だから尚更か。

バック類を身に帯びて気をつける点は、Kuyaの言う通りで、自分の前に抱え直すという事。

こちらのピノイも人混みでバックパックを胸側に抱えているのを良く見かける。

一方で、バックは無いが財布や金をポケットに入れている場合はどうするか?

Seven流をお教えしよう(ナンチャッテ)。

さて、どんな神業的なスリでも相手と接触しなければその華麗な業は発揮できない。

スリの接触とは、その言葉通りで相手との相対距離ゼロを表している。

大抵はその不自然さや挙動を怪しまれない為に、協力者が気を引く事をやって見せる訳だ。ジープニーやバスで両隣に座られ、一人は気を引く役、一人はスる役という感じだろうか。

そういう所業に対処するには立っていても座っていても、人混みで腕を自分の体の前に置いてはいけない。

日本ではそういう場合に行儀良く腕を体の前に置き、隣の人に肘などがぶつからないよう配慮する人が多いが、それはここでは厳禁だ。

むしろ逆に、腕を体側に置き隣の人の体側に肘が当る位で調度良い。座っている場合はズボンのポケットあたりに手を置いて肘を自分の体側に着けるように座る(姿勢の良い正座のような感じ?)

前述のように腰やケツというのは非常に鈍感な部位で、逆に腕や肘というのは非常に敏感に出来ている。

腕・肘を体側に置く事により、隣がゴソゴソと動けばすぐ違和感が伝わるという訳だ。

逆に、相手の腕や肘が自分の体側に当るような状態になった場合は、すぐに立ち位置や座席位置を変えた方が良い。それは時にはスリだったり、時には気を引く役だったりする可能性が高いからだ。

さらに、これも例が多いエスカレーターの場合は、エスカレーターの側面にケツを着ける様に横向きにエスカレーターに乗る事だ。

こうする事で、後ろや横に立った人間に対しての牽制にもなる上、「緊急停止ボタン」を押して将棋倒しを演出するような強引なスリの場合でも、自分の体制を保ち易いのだ。

スリは強盗では無いので「隙」が無ければ取られる可能性はぐっと低減する。

人混みでのカバンは前抱え、腕は体側。
エスカレーターは横乗り。

これだけで大分危険回避になるハズだが、如何だろう?