マカティはレガスピ通りに今年の6月にオープンしたという高級割烹「木挽町」。
ウルトラ掲示板でも話題にあがっていたこの和食店に行ってみた。

紹介や予約が主だと言う、この店はマカティートライアングル内の一方通行が入り混じったちょっと判りづらい場所にあった。

しかし、その佇まいは「噂の店」に相応な場所と雰囲気をたたえていて、東京なら赤坂や麻布あたりに有りそうなこのような店はマニラでは珍しい部類に入るかもしれない。

店内は個室二室に寿司カウンター、それと見てはいないがもう一つ別に区切られたカウンター席があるようだ。店内に関しては前述のように高級割烹そのままで、かなりのグレードではないだろうか?

食事はアラカルトとお任せ。また、日本酒や国産焼酎の種類も高級品が揃っているようだ。

この店は、食材は調味料一つに至るまで日本産天然物なのがウリのようで、その他共される食器から選び抜かれているものを日本から持って来ている上に主要調理人は全て日本人....と、ハードに関しては日本の高級料亭と同様の設えと言っても過言ではないだろう。
また、このクラスになれば必要不可欠なフロアーマネージャーも来年は日本人で揃えるそうで、日本人の料理人と向き合うカウンター以外でも十分な賄いが期待できそうだ。

行った日には、どうやら魚の食材が不足していたようで、お任せとしてはミニマムの5000Pのセットしか出来ないとの事。自慢の生マグロの3点セットから始まって、寿司を挟み、吸い物や但馬和牛まで日本産高級食材のオンパレード。

共されているワサビはどこどこ産、塩はどこどこ産....とカウンター内の若そうなマスターの講釈が絶えないが、良く見るとどこかで見た顔だ。話している内に気がついた.....ドゥーシットの弁慶の寿司カウンターに居た若者だった。

この店は兎に角ハードに関しては店の仕様から食材まで抜群の高級感を醸し出している。
ここでメシを食ったら、ツムラやタナベと言った日本食レストランではなかなか満足できなくなってしまうだろう。

ただ、ソフトに関してはメニューの構成内容等まだまだ改善の余地があるようだ。

ま、この手の本格的高級店がマニラには皆無だったという事もあって、存在感は高いと思う。
値段の設定も食材自身がここまで行けば、高いだの安いだのと言った議論は不要だろう(笑)

オーナーは日本人らしいが、店内に関しては殆どこの若いチーフシェフが仕切っているようだ。
カウンターで客と向き合う寿司職人らしく、客と話しながらの賄いはなかなかのものだが、客あしらいはやはり年季が勝負......ちょっと彼の話しには、この手の店の利用者たる年配者には辟易する部分もあるかもしれない..........ま、こればっかりは改善には年月が必要だろう......

食不毛のマニラで日本の高級割烹の味を.....という向きには選択肢無くして木挽町かな?(笑)


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