結婚式の二ノンとは日本語では所謂後見人の事だ。
新郎新婦の後見人として二ノン3名、ニナン?名が選出されていた。
その内の一人は前述のようにBちゃんが振り込んだ銀行のマネージャーだが、見るからにロクでもない雰囲気が漂ったアキコばばあの腹心だったのだ!

式の日取りも大体決まり、結婚式の前週にまたまた日本からやってきましたBちゃん!
式の打ち合わせしましょうか?.....という事で新しくリトル東京角にオープンしたMARUCHANに集合した。
オレは式の詳細が見えたのか?.....と期待したのだが、何とこの段階でもN子は式の詳細についてBちゃんには何も話していないようだった。

そればかりか、N子は劣勢明らかなピン中砦守備隊にバロンの着用を強要してきた!
オレも今まで現地の結婚式に呼ばれた事は何度も有るが、バロンの着用を強要されたのは始めてだった!
理由は「ワタシの一生に一度の結婚式でしょ!」との事。
一生に一度かどうかは別にして、N子の気分は既にドレスをまとうヒロインの新婦と化していた。
当然ながら訳のわからん新郎含めたピン中砦守備隊はヒロインの引き立て役でしかないという事か!

ま、メキシコ軍に囲まれたアラモ砦よろしく、細かい事を気にしても始まらない。
とりあえず、式は午後かららしい事、念の為前日に現地入りする事を決めて打ち合わせ終了。
....................というかこの程度の内容では全然打ち合わせになってない!(爆)

後に判明するが、実はN子もドレスと式の会場以外、内容については良く解っていなかったのだった.......
フィリピンスタイルと言い切って捨てればそれまでの事だが、それではあまりにもこの国をなめ過ぎだ.....
重要な事は「誰かは念入りにプランを練っている」という事実だろう。

誰かとはもちろん......アキコババアとその仲間達.......だな!

つづく