ピーナを語る時に外せないのが、何だこいつは!?....と思える連中の性格。
悪く言えば、ずうずうしく、すぐ逆ギレし、遠慮というものを知らない....わがままで、自分勝手な訳だが.....

こちらのドラマでもそういう特徴を良く表現しているものを見かける。
最近見た中ではこのKasal(結婚)という映画だ。


これは金持ちのピノイに貧乏人のピーナが結婚するまでのドタバタをおもしろおかしく、しかも恋愛物に仕立て上げた作品で、フィリピン人がこういうシチュエーションをどういう風に考えているのか?...を考察する上で、非常に興味深い作品だった。

この映画の中で、貧困層出身、ずうずうしく、すぐ逆ギレし、遠慮というものを知らない女を演じているのが、このJudy Ann Santosだ。
Judy Ann Santos wiki
http://en.wikipedia.org/wiki/Judy_Ann_Santos

特に日本人受けする顔でも、セクシーな体してる訳でも無いので、彼女について書いてあるブログを見かける事も殆ど無いが、何故かこちらでは彼女はウケている。

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このJudy Ann Santosが映画の中ではホントにメチャこまっしゃくれてる!
もう見ててイライラする位こまっしゃくれてるが、このはねっ返りを辛抱強く包み込むように愛していく金持ちピノイを演じるのが名前の読みにくいRyan Agoncillo君。

この映画の中では、金持ちと貧乏が結婚しようとする場合どうなるか?...というテーマに対して、あ~成る程と思えるシーンが満載だ。
しかし、所詮はシンデレラ物語な訳で、最大の視聴者である貧乏人共を美化して描かれているのは否めない。

さて、話しを戻すと、この作品ではJudyがメチャクチャ我侭な貧乏オンナを演じている。
しかし、我侭で、逆ギレし、ツッパリまくる訳だが、影でシクシク泣いてたりする訳で、どうやら、表面突っ張ってても、実はか弱き乙女....みたいなのが「かわいい」という事らしい。

この美人でもなく、セクシーアピールも無いババエが、我侭に七転八倒するあたりがピノイにしては「放っておけない」存在なのだろうか?
そういう意味では日本ではあまり受けないであろう「自己主張のシッカリしたババエ」に何か魅力があるのだろうか?

しかもその主張には一貫性は殆ど無い。
自分のおかれた環境に対する不満や鬱憤をイキナリぶつけて来る訳だ。
この作品の中でも、金持ち側は基本的に「遠慮」というものが解かっている。
それは、衣食住足りて初めて考慮できる自分の基準線というものができるからだ。

しかし、貧乏人側には基本的に「遠慮」というものが無い。
何故なら、彼らが「遠慮」していては、このシンデレラストーリーは完結しないからだ。
逆説的に言えば、金持ち×極貧という関係において、「遠慮」が入れば関係そのものが成立たない....とも言える。

それに対するピノイRyan君。
途中キレる所もあるが、兎に角辛抱強く語りかける.......
ま、デフォルメされているとは言え、ジャジャ馬に尽くすピノイ君の図がうまく描かれている(笑)

ま、兎に角、かいがいしく旦那を世話する女房....とは180度違う文化だな?

追記
ちなみに、このJudyという女優は他のドラマでも大体同じような性格の役柄で、オレの大嫌いな女優の一人。