P国は月曜休日の三連休。
中日日曜の夕方、いつもの散歩に出かける事にした。

最近はブルゴスに行く事が多いが、今日は道が空いていたのでマラテまで足を伸ばした。
LAを覗いたが、連休中の賞味期限切れのババエばかりな上に、階段の奥の部屋がプライベートパーティーとかで出入り禁止。
LAはは長いが、こんな事は始めてだったので、こんな場所でプライベートパーティーなんて開く輩が居るのか?.....と、ちょっとビックリ。

気勢を削がれたオレは、ふと思い立って江戸紺へ行く事にした。
江戸紺は大抵こういう思い立った時に行く事が多い。

連休中日の江戸紺は、それでもそこそこババエのライナップは揃っていた。
江戸紺のいい所は、いつでもそこそこのババエが揃っている事か?(性格は別)
8月最後の日曜は中年日本人で溢れていた。

オレは一回りグルッと見回ってから、一軒の店に入った。
スタンバイしてるババエと話していたら、新人ママさんが「ベテランねぇ」と寄ってきた。
初めての客に「ベテランねぇ」も無いもんだが、話していたババエがステージに上がる番が来てしまったので、成り行きでこの新人ママさんと話す事になったが..........

この新人ママさん、関西方面に数回行った事があるらしく、関西弁でまくしたててきた。
かくして、オレはタガログ、相手のピナイは関西弁...という奇妙な会話が繰り広げられた。

会話の始まりは、「日本人ですか?」と飲み屋会話のABCから始まったが、「奥さんは?...」から会話の内容が予想外に転んでいった。
「奥さんは?」の質問にオレは離婚組みですよ...と正直に答えた。
すると新ママは、離婚手続きはちゃんとしたのか?....と。
もちろん、日本で離婚届けだしてから、こちらでもアナルメントしてますよ....と、答えると、新ママはいきなり妹の話しなんだけど....と身の上相談をもちかけてきた。

話しを要約すると、29歳の妹は54歳日本人のデブ男君と結婚したらしい。
しかし、妹はしょっちゅうP国に戻ってくるテイタラク。
新ママいわく、「愛は無かったね、多分、でも情はあったと思うよ」との事。リアルだ。
あまりにもリアルだが、Pナからこういう真理を聞く事は珍しい。

いずれにせよ、ある日、もう離婚するから...とデブ男君に三行半を言い渡され、経緯は理解できなかったが、離婚届けにサインしたらしい。
そこで、新ママの質問は「日本ではそれだけで離婚できるのか?」....というものだった。
話しを聞くと、どうやら離婚が成立してなければ、再度日本行きを計画していたらしい。

しかし、日本では離婚届を出せば離婚は成立。
その場で戸籍に追記されておしまいだ。

オレが手続きを細かく説明すると、あ~そうなんだ。
と納得したものの、そこからさらに話しは脱線していった。

これも要約すると、この新ママさん、どうやら妹の元旦那のデブ男君に気が有ったらしい。
というか、不動産業を営んでいたデブ男君の潜在的生活力に惹かれていたようだ。
マンション販売の不動産会社を経営していたらしいデブ男君を褒め称えていたが、デブ男君の容姿はあくまでデブ男君という表現で、不動産会社経営とはええんでないかい?...という趣旨の内容だった(笑)。

妹が離婚してP国に戻ってきてたらというもの、何故かこの新ママがデブ男君の携帯に電話し続けたらしい、ところが、ある日携帯の電話番号が変わってしまって連絡が着かなくなった。新ママは「日本ではそんな簡単に電話番号変えないでしょう?」と何度もオレに聞いてきたが、そんな事はオレにはわからない。

挙句の果てには、そらで覚えたらしいデブ男君の住所を呪文のように唱えて、そこを知っているか?...と聞いてきた(驚)。
おいおい、オレに尋ねてくれってか?
もちろんオレは、そんな場所は知らないな....と軽く流した(笑)・

最後にはリエントリー付のパスポートをカジノの負け金の足しに取られてしまった妹の悪口をひとしきり話した後に、日本に居る間、自分は電車で数時間もかかる妹の旦那のデブ男君の住まいに行って、掃除や部屋の飾りつけをしながらどんなにデブ男君をケアしたか....今別に結婚してるならそれはそれでいいんだけど、そうでなければ..........

そうでなければなんだって言うんだ!?
あ~、だったらアンタが貰いたかったという話しか...

よくわからんが、そんな話しを聞いてたら何と一時間も経っていた(爆)。
しかも、そんな話しを聞いていたらババエを物色する気力も削がれてしまい、会計してショバ替えとあいなった。