Ondoyで水没した地域は大量の土砂と、流されたスクラップやゴミが排水路を埋め尽くし、水の引きにくい状況が続く中、雲助商魂たくましいP人らしく、水没バランガイ地域では渡し舟が出始め、一人30P平均の所、100p、200pとぼったくり商売を始める連中が出て問題だ...とニュースに流れ始めた。

ニュースを見ると、渡し舟は小さいが船の形をしたものから、ゴムボート、果ては戸板のような物まで、ピンキリ。
冠水地域の知り合いは、戸板かついだ上に乗って冠水の道を渡るだけで200pと言われたそうだ(爆)。

そんな中で、一週間後の先週末に再度騒がれたのが、台風Pepeng。
強力な台風になる可能性が有ると報道され、Ondoyの被害の整理もついてないメトロマニラの冠水多発地域ではちょっとむしたパニックに陥ったようだ。

火曜頃からTVでは盛んにPepegについての警告が流れ始め、Ondoyの被害が収まっていない地域の映像がこれでもか...という位流れた。

Ondoyの冠水でひどい目に合った人達は、冠水の出ない地域の親戚を頼って疎開者も出たようで、ちょっとしたブチパニック状態。

金曜日にパソンタモのウォルターマートに行くと、まだ昼過ぎだというのに、夕方のような人だかり。
缶詰売り場は、従業員が箱から出して陳列棚に陳列する端から皆が買い込み、棚が埋まらない。
缶詰買占めだ。

1131b76c.jpg


しかも、どの従業員も翌日の話しで持ちきりだった。
要は、台風なら休みになるらしく、休みになったらどうする?
という事で、男性従業員は皆「やる事無いし、飲もう!」と何故か盛り上がっていた(笑)。

このウォルターマート、流石冠水のメッカ、パソンタモに有るだけあって、冠水で地下の電源施設が水没し、台風から一週間弱たったこの日も、店内は断続的な停電。オレが買い物している間も数回停電になっていた。

ちなみに、クリポット旅行者ご用達のアトリウムホテルも同様に地下の電源施設が水没し、数日間エレベーター使用不可。あそこは15階がレセプションなので、ロビーに上がるだけでも一苦労。というかそんな所まで上下するのは一般人には無理と思われるので、ホテルとしての機能すら果たして無いか?

ところで、肝心のPepengはと言えば、P国をかすっただけ。
メトロマニラは雨こそ降ったものの、降雨量はちょびっと。
結局ウォルターマート従業員の飲み会は中止となった事だろう.....