猿人類対決!!

深くて長い河の先には...Bちゃんに捧ぐ~その7

さて、久しぶりのBちゃんとの再開。
マニラミーティング後の田舎での出来事をまずは聞いた。

詳細は彼のブログに書かれているので割愛。
オレは、田舎に行ったら、絶対に宴会はしちゃ駄目。昼間から酒飲んでも駄目だとキック言っておいた。
大抵はここから崩れるからだ。

田舎の閉鎖的な空間では、一人で酒飲むというのは部屋に引きこもってこっそり飲む以外は非常に難しい。
さらに、ビール数ケースでも2000円か3000円、日本人にとってみれば、大した出費じゃない。
カミさんの家族とちょっと飲むつもりが、いつの間にやら近所の知らん連中が混ざってくる。

しかも、酒宴を開くというのは金持ちの象徴のように捉えられる。
だからして、大抵は酒宴でただ酒飲みからウータン攻撃へと、ずうずうしさがエスカレートするのが常だ。

さて、今回のBちゃんはと言うと、到着後酒宴は開かなかったらしいが、相手も流石で、勇んで田舎に飛び込んだBちゃんはいとも簡単に外堀を埋められた秀頼大阪城状態となってしまったらしい(笑)

酒宴は開かなかった反面、酒宴のせびりの洗礼は受けたようだ。
しかも、あれだけ昼間から酒を飲むなと言ったにもかかわらず、飲んでしまったらしい(爆)
これまた叔母さんに皮肉られたとブログには書いてあったが、チスミス材料になったのは間違い無いだろう。

なにせ、閉鎖的な田舎社会では、外国人は自分の思った以上に注目を浴びているものなのだ。
そして、彼らの関心事は、当然ながら金だ。

特に、彼の田舎のように近所の半分は何らかの親戚関係となると、これはもうクモの巣にかかった虫状態だと思った方が良い。
こういった環境ではクモに食われないように、現地に溶け込むようなレベルの生活をするしかないのだが......

さて、田舎庵生活の拠点である、家を建てる予定であったBちゃんは、カミさんが買ったという「市の分譲地」をまずは下見した。

この「市の分譲地」
ちょっと田舎住まいした事の有る人なら、必ずと言って良い程、この話しを聞かされたと思う。
というか、そういう人達と話すと必ず出てくるのが、この「市の分譲地」だ。

しかしこれが曲者。
日本的な市の分譲地とは似てもにつかないもので、大抵は市長の個人的な土地資産の分譲である。
要は資金集めの材料なのだ。

田舎の市長なんてのは、大抵その土地の名士であるからして、金が必要になれば、山一つならして分譲地を作って売るわけだ。
市の分譲地=市長の土地の分譲地.....という訳だが、実は実際に買うヤツは少ない。
理由は単純に安くはないからという事と、そんな土地を買う余裕があるなら、仕事の有るメトロマニラに出て行きたいというのが心情だろう。

かくして、日本的「市の分譲地」を想像していたBちゃんは、荒れ果てた「市長の土地資産分譲地」を見て、愕然とした。
こんなライフラインも無いような場所には住めん....という結論に達したらしい。

ところが、場所や環境なんかはまったく関係無く、ただ夢の住まい建設に燃えているカミさんの勢いはそう簡単には止まらない?(笑)
勢い余って、家の建築計画まで具体的に進める話しとなったらしい

ここでもくいつかの注意をしておいた。
予算の三割り増し理論だ。
これは、総体の三割増しという意味では無い。

話しの発端が、具体的な建設業者から離れれば離れる程、驚く程の人間を介在する事になる。
日本ではとても考えられない位、話しがいろんな人を経由し、その経由毎に三割増しとなるのだ。
なので、気がついた時には元々の予算とは似ても似つかない程の金額に膨れ上がる。

しかし、その経由する人間共が管理をするのかと言えば、そんな事はまず無い。話しを振るだけなのだ。

ここでもBちゃんは日本の不動産経験を生かした対応をしたらしいが、もちろんの事、こちらの不動産事情は日本とはまったく違う。
いや、性格には全然違う訳では無く、「微妙に全てが違う」と表現した方が適切かもしれない。

あえて言えば、昔、日本でも大工が家を請け負っていた頃と多少似てるだろうか?
こちらでは、大工の棟梁が施工を仕切るが、その仕切りには責任が無い。日程オーバー、予算時との建材違いなんてのは序の口。
かくして、大抵の人は、家を建てた時の予算はオーバーすると相場は決まっている。

そういえば、昔、不慮の死を遂げたGさんのアパートを見に行った時、大幅に予算をオーバーしながら、完成までは程遠い状態を見て、ああやっぱりと思ったのを思い出した。

いずれにせよ、これまた閉鎖的な田舎で日本人が家を建てるなんて話しが出れば、それこそいろんな輩が沸いてくる。

設計を頼むというカミさんの友人に施工管理も頼もうとしたらしいが、彼はそういう所を懸念したのだろう....施工管理は辞退されたらしい。

ちなみに、彼の家の説明部分に、「地盤が悪いのか全面セメントの」と書いてあるが、これは地盤とは関係無い。
このコンクリの上に直接タイルを敷いて床完成である(爆)

つづく

深くて長い河の先には...Bちゃんに捧ぐ~その4

さて、逃亡前夜のマニラミーティングで、Bちゃん夫妻を前にしていろいろと話しを聞いていると、やはり若いピーナ妻とPフリークオヤジ独特の雰囲気を醸し出しているのに気がついた。

それは、言い換えれば朝日と夕日のコントラストだ。
実はこれが深くて長い河の一面でもある。

カミさんは日本に行って二年目。
マニラのカラオケでは幾ら稼いでいただろうか?
売れっ子であったとして月20000ペソか30000ペソか?
それでも日本円では4万円から6万円と言った所だ。
しかし、日本では給料激減したと言っても、その数倍は稼げる訳だ。

しかもカミさんの話しを聞くと、金を蓄え将来は自分の仕事をしたいらしい。
こういう話しがまともな話しか、適当な話しかは別として、大抵のジャパユキはそういう夢にチャレンジしたいと言う野望を持っているものだ。
そういう訳で、日本へ行って二年という彼女はまさに日昇る勢いと言えた。

一方で、Bちゃんは改めて書かなくとも、あと年金出るまで細々と田舎で貧乏庵生活を楽しみたいという、もう日が暮れる直前の人生を生きている訳で、このコントラストはPフリークオヤジと20代ピーナのカップルではよくお目にかかる。

カミさんはバンバン稼ぎたいのだ、片田舎の漁師の娘として貧乏のどん底で生まれた彼女は、稼ぎ頭として家族の女王の座に君臨し続けたいのである。
家も欲しいし、車も欲しいし、歳とっても稼げる自分の仕事が欲しいのである。

片田舎のパレンケで、値切って買った食材で細々と夕飯を作って子供と歳取った旦那三人で飯を食うなんて生活は論外な訳だ。

かくして、これからの人生の為に金を稼ごうという気合の入ったカミさんと、田舎で食っていければいいじゃないか..と、人生消化試合状態に入っているBちゃんの話しは、まったく噛み合わないまま、逃亡前夜マニラミーティングの時間は過ぎていくのであった。

つづく

深くて長い河の先には...Bちゃんに捧ぐ~その3

一方で、Bちゃんはと言えば、アラフィーで事業も住まいも清算し、なけなしの資金を手に、気分は既にP国隠居生活である。

この手の疲れた中年Pフリークは、大抵田舎で月三万円で生活.....みたいな事を考える......貧乏庵生活願望である。

後10年も経てば年金生活...と、その頃あるかどうかもわからない年金生活に希望を繋ぐ。

それが、事業に失敗し、何もかも失ったBちゃんでは尚更その傾向が強かったのかもしれない。

Bちゃんの希望は、田舎で何か日銭稼ぎの仕事でもやって、若いカミさんとのほほんと暮らすという、大抵のPフリークが持つ夢そのままだった。

彼の計画の実現可能な部分は、聞く限りでは、事業と日本の家を清算し、数百万の持ち金の半分でカミさんの田舎に家を建て、残りで当面の生活と日銭稼ぎの仕事を作るという準備作業だけだった。

そして、問題の日銭稼ぎの仕事と言えば.....
ネットカフェ。
これは田舎に限らず、最近の日本人がよくやってるみたいだが。
しかし、これは以外に競争が激しく、時間料金のダンピング合戦になりやすい上に、パソコンやネットワークのメンテナンス全般を出来ないと余計な人を雇う結果となり、少ない利益がさらに少なくなるという仕組みになっている。

カミさんはもとから、地元のど田舎では商売は難しい....と、非常に現実的な意見を持っていた上に、このネットカフェ構想には、オレもなかなか賛同できなかったが、現場の状況やニーズを知っている訳では無いので、反対するという訳でも無く、いろいろと難しいようだけど....とアドバイスするに留まった。

つづく

深くて長い河の先には...Bちゃんに捧ぐ~その2

もともと、二年前の結婚後、カミさんは、数ヶ月P国に留まっていたが、結局日本に行く事になった。

この時から彼の事業は傾き始めていた訳だが、カミさんが日本へ来る目的の一つは当然ながら仕事だった。

Bちゃんの数百万を使い果たしたカミさんは、Bちゃんからも金はもう出ないと言われ、それでは自分で稼ぎましょう....と、Bちゃんの地元Pパブで働くべく日本へやってきた。

その後は、前エントリーに書いた通りで、ざっくりと言えば、来た当初はアルPパブ最盛期だったが、翌年は長引く世界不況の煽りを受けて、Bちゃんの事業と共に、カミさんの勤め先も替わり、収入もガクンと落ちたらしい。

しかし、落ちたと言えども、P国の店勤めとは比べ物にならない程の金額である。

住居はBちゃんの家が有る為、生活費は殆どかからなかったと想像される。

カミさん本人からの話しによれば、家への送金の他に、多少の蓄えも出来たようだ。

そんなカミさんだが、典型的なじゃぱゆきタイプで、比較的かわいい系の外見とは裏腹に、相当に芯が強い。

彼女の稼ぐジャパンマネーのお陰で、彼女は家族の女王の座に君臨する事ができているのだ。

当然ながら、彼女は今回のP国逃避行案には反対したらしい。
BちゃんはP国の実家に行っても、自分は日本に残って働きたい。
これが彼女の希望であり、逃避行前夜のマニラミーティングでも、いまだに揉めているようだった。

つづく

深くて長い河の先には...Bちゃんに捧ぐ~その1

このブログを昔から読んでいる人は覚えているだろうか?
Bちゃんの出会いから結婚までをルポした「深くて長い河の先には....」シリーズ。

あの電撃結婚から早くも二年が過ぎ去ってしまった。

いろいろとあったようだが、結論から言えば、数百万の金は一年も経たずにスッカラカンと無くなり、金は無いよ...と、言い含めて、カミさんを日本へ招聘。

カミさんは二十台中盤とあって、すぐに天職のPパブ勤め。
オバP揃いの日本のPパブで、初年度は相当な金額を稼いだらしい。

しかし、その後もともと傾いていたBちゃんの仕事がついに沈没!!
自営業のBちゃんは、遂に無収入の風来坊と化してしまった。

これだけでも、たった二年の間に相当な紆余曲折があったと想像される。

カミさんも勤め先が転じたりと、二年目は相当な収入ダウン。
日本の地方都市の不況具合をモロに被った様子。

ここで、普通は日本での再起を考えるものだが........
Bちゃんは、何故か嫌がるカミさんを言いくるめ、何も無いカミさんの実家へと逃避行。

このシリーズは、深くて長い河が有るの番外編として、逃避行を決行する前夜、マニラに立ち寄ったBちゃんと話した話しを、Jet独断一刀流でバッサリと切ってみる....の図であるからして、心して読んで欲しい(爆)

記事検索
最新コメント