2008年09月

不況の津波は世界を襲う!

某有名ブログで同じような話題を見つけたので、トラックバックで詳細省略という手抜きエントリーだ(爆)

米国の某名門金融機関が破綻した上に、複数の金融機関にFBIの捜査.....という異例の事態に世界が震撼してますが、この影響は思ったより凄まじい。

フィリピンは米国からの投資金額もかなりの額に登るが、現地投資銀行に勤めている道場仲間が言うには、米国からの投資案件が今月全て凍結されたらしい......「全て突然」である.......加えてその他の地域からの投資案件もほぼ全て「ペンディング」状態だそうで、海外からの案件を主に扱っているオフィスでは仕事がピタッと止まったとの事。

基本的に日本の金融危機の際にも、公的資金注入から景気回復まではある程度の時間を要した上に、公的資金注入後も景気は下がり続けた。
今回は米国の金融不安がもたらした景気鈍化は世界規模に渡っている訳で、そういう意味では安い人材を中心とした世界のコストセンターであり、また資源も殆ど無い輸入に頼るこのP国もその余波を避けられるとは思えない。

特に、海外労働やコールセンター等人的資源に依存していてる産業構造からして、短期的に大規模な失業率が襲ってくる可能性は大きい。
現にP友人のコールセンターマネージャー曰く、今年の下半期からコールセンターのブース数を半減した企業が相次いでるという。
コールセンター等はいわゆる企業のコストセンターだからして、こういう事がおこりうるのだろう。

この国のクリスマスは派手な消費活動がウリなのだが、今年はさてどうなるか?

深くて長い河の先には.......その10

そして、遂に決戦の日はやって来た!
アラモ砦もといピン中砦守備隊のJボウイ大佐は、ベストマンに選出されたDクロケットもといJちゃんとたった二人でBちゃんの囚われの儀式の地、ビコール地方はレガスピに突入したのだった。

空港に着くと夏富士かと見間違えるほどの霊山あらたかなマヨンボルケーノが聳え立つ風景がドーンと目に入る。町へ向う道中も、溶岩に焼け爛れた大地がさながら日本の鬼押し出しを彷彿とさせる不気味な風景......

決戦前夜は空港近くのホテルに泊まる為、一行はおそらくレガスピでは一番と思われるホテルへ歩いて移動。この時点でも新郎新婦は翌日の式の詳細を把握していないらしい....すばらしい仕切りだ。

ピン中ではあれど日本人気質は失っていないBちゃんは、兎に角翌日10時に新婦の親戚が仕切る迎えの車が来るようN子に何回も念を押してから、何も無いレガスピの町でささやかな最後の晩餐をとると、これまたささやかなバチェラーパーティーでも....という事でローカルバーに繰り出した......

レガスピ在住のN子の親友という某有名テレビ局ディレクターのD君(彼の事を書くとまたまた長くなるので詳細は割愛するが、Bちゃんが密かにN子との関係を疑っていた謎の男!)にガイドをお願いして、これまたレガスピ一のバーへ連れて行って貰う事に。

テレビ局のスタッフが運転するテレビ局のマークのついたD君の車でレガスピの夜道を疾走し、レガスピ一のバーへ!
しかし、この街は空港がある街とは思えない程、何も無い..........(爆)
しばらく疾走してたどり着いたのは......何とLAの文字が燦然と輝く○交カフェもといローカルディスコだった!

流石レガスピの情報は知り尽くしていると思われるテレビ局ディレクターのD君お勧めだけはあって、この店だけはここがレガスピだという事を忘れる程のクオリティー....。しばらくするとアキコババアの腹心のカメラマンとその仲間達も現れた......
しかし、まあこれだけ敵兵が紛れる中で、バチェラーパーティーよろしく羽目を外すという訳にも行かず、何となく両者探りあいの中で無難にお開きとあいなった...........

翌朝、ピン中砦守備隊は全員時間通りに待機するも、お決まりの車が来ない状態.....(爆)。
ちなみに、この街はタクシーというものが走っていない(驚)。
でもって何故かトライシクルをタクシーと呼称しているところからして、どうやらメトロマニラよりトライでの移動距離が長いようで、庶民はトライを足として使用しているらしい(レガスピに滞在した事が無いので詳細は不明)

教会の式は三時から、という事実だけでもとうてい朝の10時に迎えが来るとは思えなかったが、どうやらそんな事情で、この親戚の車は式に参加する親戚一同の足として、他の人達の送迎で走り回っているとの事........反面、実はレガスピ一のこのホテルにもホテルタクシーがあったのだ。

Bちゃんの話しでは400P程度で結婚式会場の教会までは行けるそうなので、それだったらそれを使って式の時間前に教会へ自力で行けばすむ事だったが、既に敵の術中に嵌っているのだからして、これは耐えるしか無い.....2時間近くを耐えて、やっと迎えの車は到着したのだった.....

つづく

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アルゼ巨大娯楽施設建設中!

日本企業によるこれほど大規模なエンターテイメント施設の開発は初めてじゃないかな?
しかし、「暫定ライセンス」というのが気になるなぁ.......オープンまでには揉めると見た!!(笑)

■フィリピン、マニラのカジノ計画進む-日本企業が2010年開業予定
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=38046

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フィリピン観光省(DOT)によると、マニラ湾沿いでカジノ建設プロジェクトが進んでいる。
これは遊戯機大手の日本企業アルゼが展開するもので、このほど建設用地とカジノ営業権の暫定ライセンスを取得した。地上33階建て、客室数約2000室のカジノリゾートホテルを建設する計画で、完成後は約2万平方メートルのカジノやコンベンションホール、ミュージアム、高級スパ、プール、ブランドショッププロムナード、レストラン、水族館、観覧車などのアミューズメント施設を備える床面積約57万平方メートルの規模になる。2010年4月にはカジノを先行オープンし、2011年11月にホテルの営業を開始する予定。
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アルゼ発表資料
http://www.aruze.com/ir/release/2008/20080821_02.pdf

深くて長い河の先には.......その9

結婚式の二ノンとは日本語では所謂後見人の事だ。
新郎新婦の後見人として二ノン3名、ニナン?名が選出されていた。
その内の一人は前述のようにBちゃんが振り込んだ銀行のマネージャーだが、見るからにロクでもない雰囲気が漂ったアキコばばあの腹心だったのだ!

式の日取りも大体決まり、結婚式の前週にまたまた日本からやってきましたBちゃん!
式の打ち合わせしましょうか?.....という事で新しくリトル東京角にオープンしたMARUCHANに集合した。
オレは式の詳細が見えたのか?.....と期待したのだが、何とこの段階でもN子は式の詳細についてBちゃんには何も話していないようだった。

そればかりか、N子は劣勢明らかなピン中砦守備隊にバロンの着用を強要してきた!
オレも今まで現地の結婚式に呼ばれた事は何度も有るが、バロンの着用を強要されたのは始めてだった!
理由は「ワタシの一生に一度の結婚式でしょ!」との事。
一生に一度かどうかは別にして、N子の気分は既にドレスをまとうヒロインの新婦と化していた。
当然ながら訳のわからん新郎含めたピン中砦守備隊はヒロインの引き立て役でしかないという事か!

ま、メキシコ軍に囲まれたアラモ砦よろしく、細かい事を気にしても始まらない。
とりあえず、式は午後かららしい事、念の為前日に現地入りする事を決めて打ち合わせ終了。
....................というかこの程度の内容では全然打ち合わせになってない!(爆)

後に判明するが、実はN子もドレスと式の会場以外、内容については良く解っていなかったのだった.......
フィリピンスタイルと言い切って捨てればそれまでの事だが、それではあまりにもこの国をなめ過ぎだ.....
重要な事は「誰かは念入りにプランを練っている」という事実だろう。

誰かとはもちろん......アキコババアとその仲間達.......だな!

つづく

タクシーのある風景

兎に角日頃の足をタクシーに頼っているオレとしては、タクシーの良し悪しはその日の気分に多大な影響を与えるのだ!

その点、最悪なタクシー捕獲地域は何と言ってもマラテ地区。
以前はマカティのグリーンベルト周辺も酷かったが、最近は規制が強くなったのかタクシースタンドが増設され、雲助タクシーは激減したようだ。
反面、メーター詐称タクシーは以前よりも増えたようで、その詐称範囲もマチマチと言ったところだが、マラテ地区は酷いタクシーが多い。

先日もマラテロビンソンからタクシースタンドでタクシーに乗ったのだが、このタクシーメーター、メイドインフィリピンだった。
このメイドインフィリピンというのは有名なギャグから来ている。

ある日日本人がタクシーに乗ると、そのタクシーはめざましいスピードでグイグイと目的地に急いだ。
日本人の客「このタクシーは早いネェ」
運転手「へぇ、旦那!、これは日本製の車ですから!」
暫くすると日本人の客はメーターの上がりが早い事に気が付いた
日本人の客「このタクシーメーター、早すぎるだろ!」
運転手「へぇ、旦那!、このメーターはフィリピン製ですから!」

というオチだか何だかわからん話しだが、以前タクシーのラジオからこの話しが流れた時に、運転手はバックミラーでオレを見ながら大笑いしていたのが印象的だった。

話しを戻すが、このタクシーメーター、マラテロビンソンからマカティまで、まったく渋滞無し、上の笑い話とまったく同じにロハスからブエンディアまで凄まじいスピードで疾走し、30分もかからず到着。
普通なら80ペソ台でたどり着くであろうメーターが120p台を提示している。
オレは「お前のメーター早すぎるぜ!」と120pを渡すと、運転手はまったくオレの問いかけを無私して無反応。
ま、端数足りない事も、10p追加も言われなかったので、オレはそのまま降りたが、オレとしては「へぇ、旦那、このメーターはフィリピン製ですから」と言って欲しかった....そうすりゃ多分100p追加してただろう!
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