2008年10月

マニラのホテル事情

■Shortage of hotel rooms will force Manila to turn away foreign tourists
http://www.gmanews.tv/story/128422/Shortage-of-hotel-rooms-will-force-Manila-to-turn-away-foreign-tourists

ここ数年、マニラのホテルは老骨化している割には年々値上がっている。
このブログにも書いてある通り、比較的安手の新しい小型ホテルは結構見かけるが、大型ホテルの新築はマビニのニューハイアットホテル以降皆無に近いのではないだろうか?

この記事にもニーズにシーズが追いついていない....と評している。
しかし、この世界不況だ....来年以降はどうなるか判ったものではないが.....

オヤジの知らないもうひとつのP国

■コスプレもすっかり浸透? フィリピン「LEVEL UP! LIVE2008」をあれこれレポート
http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20081022032/

■RWC2008大会“Day1”,日本代表ギルド「chop」地元フィリピン代表ギルドの前に敗れる
http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20081020017/


以前からオンラインゲームについていろいろと書いてるが、数年前から過熱感が増してきているフィリピンのオンラインゲーム事情。
日本のオンラインゲームも大分進出してきてるが、今や世界大会が開かれるまでになったP国はアジアの中で存在感を高めつつあるようだ。

加えてジャパンアニメ、コスプレも比較的経済状態の良いニュージェネレーションファミリーを中心に爆発的に広がっているようで、ケーブルのアニメチャンネルも今やアニマックスやヒーローズと数チャンネル展開されている。

しかし、廻りを見渡し「そんなもんどこにも流行ってないぞ~」と早とちりしてはいけない。
これらは、あくまでメトロマニラを中心とした「ニュージェネレーションファミリー層」(メトロマニラの新興タウンハウス、車所有、核家族的)のムーブメントなのだ。こういった層が実際の購買力も相まって、この国のサブカルチャーを牽引している........そう考えてもいいだろう。

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深くて長い河の先には......シーズン1完

さて、ピン中BちゃんとN子の40万ペソ史上最大の結婚式!も終わったある日、N子からtextが入った。
要はありがとうという内容だったが、その後のBちゃんの話しから、オレ達ピン中砦守備隊にかせられていた「結婚式ボイコットエイリアンズ疑惑」は何とか晴れたらしかった。

そもそも40万ペソ、日本円で100万前後の金は何に使われたのだろうか?
そういえば、昔子持ちのババエに入れ込んだピン中オヤジがジョリビーで子供の誕生日会やるのに10万くれてやったと自慢していたが、ジョリビーでの誕生会はジョリビーの食い物がセットで数年前までは40~50人子供集めても数千ペソだった。つまり2程度しかかからなかったのだ。
もちろん残りは子持ちババエの懐へ。

今回はどうだったのだろうか?
答えは似て非なるものだった。
この国のダークな一面....同胞をも食い物にする共食いの図。
ま、N子からすれば、出会って300万、結婚するのに300万....計600万もの両手では間違いなく持ちきれないキャッシュを抱え、100万位はどうでもよいのかもしれない。

アキコババアは手駒の銀行マネージャーをBちゃん夫婦のニノンに指名し、さらにはこの金を振り込む振込先としてN子に銀行口座を開かせた。
これだけでも、アキコばばあは子飼いの連中をうまく手なずけていると言えよう。事実は定かではないが、アキコババアがこのネットワークを使ってN子の口座にどの程度の預金が有るかを知る事は難しくはないだろう。

その後、ありがちの追加費用の請求をしてきたアキコばばあに対して、Bちゃんはかかった費用の領収書を見せてもらえ....とN子に言いつけたらしい.....しかし、出てきたのは怪しい手書きの領収書。さらには、アキコばばあへのホテルの請求額がほぼオレの計算通りの金額だった事も判明すれば、さすがのN子もこれはおかしいと気がついたらしい?

後で知った事だが、アキコばばあは披露宴会場に盛大な花火も用意していたが、これはオレ達ピン中砦守備隊のボイコット策略で「用意していたのに出来なかった」とトンでもない大嘘をついていたらしい.....(これもN子の感情をこちらにぶつけてごまかそうとするアキコばばあの陳腐な策略だが、当然ながら実際はそんなものは用意されて無かった)。

結局..............結婚式の写真や、あれだけ盛大に行ったビデオ撮影を人質に取られ、追加料金の支払いを迫られたらしいが、夫婦初仕事としてこれは拒否(拍手)。そんなこんなで、まあ何とかピン中砦守備隊へのボイコット疑惑は晴れたようだった。

そんなある日、Bちゃんはまたマニラへ。
N子と三人でメシを食おうと、リトル東京で待ち合わせるも、何とBちゃんは待ち合わせ場所に来る途中バイク引ったくりに逢ってしまった!

しかし、マカティーでバイクひったくりに逢った知り合いの日本人は初めてだ!
雨降りでN子を気遣って歩いていたというが、これまたユルい外国人に見られたもんだ.....と、まずは半ズボンにサンダル履きをやめた方が良いとアドバイス。

そして、さらに先日Bちゃん、N子と三人でまたまたメシを食いに。
妊娠四ヶ月で下っ腹が出っ張ってきたN子は「Bちゃんを愛してるのか?」という質問には「わからない」....と。
う~ん、切り返しの難易度としては非常に高い......

「とにかく仲良くやってくしかないな」と答えたオレだが、前途多難である事は間違い無いか?
こんな場合は一旦日本に連れてって隔離するのが一番だが、その辺は昔に書いた「愛情の条件」でも読んで研究してくれ!
http://maynilafightclub.blog.drecom.jp/archive/280

という事で長らく続いた深くて長い....もシーズン1終了となります(笑)。
シーズン2が始まるかは、B夫婦の今後次第か!!....................

おばP天国

今年の6月に書いた「Pパブカルチャー崩壊」のPS部分。

>ところで、ひとつだけマニラの店に居るような錯覚を覚えた店があった。
>場所は浜松.....最近風の噂で聞いたチャリティービザで来日という新種だ。
>初来日の十代後半から二十歳前後の初々しいGRO(GROではないのだが)で、これ>はGOOD!.......ま、特殊なケースなので何処にでも有るという訳ではないが。

と書いたのだが、この店最近摘発されてしまったらしい。
友人の話しでは、このチャリティービザで来日した連中が働いていた店は全国に五店舗あったらしいが、浜松の店のクローズで全て閉店。

と、先日話しを聞いたばかりで、このような記事が出ていた。
■比女性ビザ、倉田副大臣口利き 慈善名目、実はパブ勤務
http://www.asahi.com/national/update/1017/TKY200810160400.html

これでまたオバPの地位は守られてしまった!

深くて長い河の先には.......その15

この披露宴もオレにとっては初めての風景だった。
何しろ、披露宴会場への新郎新婦の入場からして、新婦のみ......
その為、歓談はどこへ行っても「新郎はどこ?」と.......、新婦も話しが弾まないようだ。
かといって、誰かが新郎のBちゃんを気遣うか?....と言えば、よく分からん異邦人扱いに近い。

そもそもオヤジと娘の結婚である。
新婦としては超豪勢な結婚式と、新郎から一途に愛されている雄姿をもって初めて同胞のチズミスの嵐との釣り合いが取れる訳だ。

一方で、我等ピン中砦守備隊としては、アキコばばあの存在によって、この一見豪勢な結婚式も腹黒い裏側ばかりが目立つ展開に気分がよろしくない.....さらに言えば、中年然としたBちゃんにとってみれば、この腹黒魂胆に乗ってはしゃぐのは愚の骨頂と言わんばかりの対応。
端から「二人の人生の門出」の楽しい儀式とは無縁の状態。

そして駄目押しはこの仕切りの無いダラダラ進行とド下手バンドときたもんだ。
客はメシを食らうと、ド下手バンドを楽しむ連中はごく一部で、それ以外は蜘蛛の子を散らすように退散していった。

オレらピン中砦守備隊は、少し離れた所でビールをグビグビやってるとまた例によって金髪Jちゃんが、はやり皆と離れて飲んでいた新婦の親戚の年頃ババエ二人にちょっかいを出し......話してみるとなんと住まいはパンパンガ。というかフィールズを知っているのは何故でしょうか?(爆)

と、そこに割って入ってきた、これまた別の親戚ピノイ君....おれ達の邪魔をするのかと思いきや、なぜか自分の彼女の態度が悪い(どうやらカップルでこの披露宴に来たらしいが、彼女はそそくさと帰ってしまったらしい)....と身の上相談状態....ま、話が横道にそれるので、詳細割愛だが、この結婚式では唯一これだけが、N子の親類とのフレンドリーな会話だった。

結局、ダラダラしたまま何の挨拶らしきものもなく、披露宴も自然に終了。
ただの酔っ払いと化したJちゃんも早めの就寝。オレも居場所が無くなり部屋に戻り....40万ベソの盛大な結婚式?は終焉となった。

さて、翌日マニラ戻りのオレ達は、昼前に新郎新婦に送られながら空港へ。
その際、オレは新婦のN子に「昨晩はBちゃん、体痛いって言ってただろう?」とBちゃんの具合を気遣って聞いてみると......

「結婚披露パーティーなのに我慢できないの?」と一言.......要は怒っている!

どうやら、Bちゃん含めたこのピン中砦三人組が、この結婚式を気に入らないので、共謀してボイコットしたように噂されていたらしい。
そういえば、昨晩アキコばばあの腹心のカメラマンが凄い形相でオレを睨んでいるのを思い出した。
とんでもない誤解だが、こういう有り得ない様な誤解を生むというのも、オレ達をエイリアン(法的呼称と映画エイリアンを架けてる表現)呼ばわりするところと、根源的に共通点があるのかもしれない。

以外とありがちな話しではあるのだが、昨晩は疲れていてオレも正直そこまで気が回らなかった。

帰りの道すがら、こんな所にジェット機が離着陸できるのか?と思う程小さなレガスピのローカル空港で、「新婚でケンカはいかんよ.....」とニノン然としたtextをN子に送ってみたが、もちろん返事は無かった.........

つづく...かも?
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