オンラインゲームにかまけていたら、何とこんなに長い期間ノーエントリーとなってしまった。
 
相変わらずのマニラだが、先日まで雨がポツリとも降らずに、地方では計画停電再来という始末。
5月の選挙に向けて、街中街宣車が走り回るわ、ちょっとしたバランガイは有力者が飯を振舞ったりするので、ちょっとしたお祭り騒ぎ。
おまけに、夜の道は検問だらけと来ては、マラテ方面は足が遠のくというもの。
 
先日、昼に近くをプラプラと歩いていたら、ちょっと小太りの中年白人が何かオレに話しかけてきた。
オレは道でも聞きたいのかと、立ち止まってそいつの言う事を聞くと.........
そいつはオレにこう言った。
 
「Give me money or food」
オレはもちろん「はぁ?」と聞き返したが、そいつは何度聞いてもmoneyがmamiに聞こえるものの、同じ言葉を繰り返した。
そいつは以前、LA近くのセブンイレブン前に居たこ汚いヨーロッパ人とはかなり違い、こざっぱりしてたが、顔には受難の相が浮きでてるようだった。
 
オレはなぜ金が無いのか?
と聞いてみたが、セブンイレブン前の乞食とは違い、無くなった.....としか言わずに、オレはとても困っていると言う表情でオレに迫って来た。
 
そいつには悪かったが、その時、オレは思わずニヤリと笑ってしまった。
どう見てもそいつの顔からは、ババエにやられたというイメージしか沸いてこなかったからだ。
 
しかし、まあ、どういう心境でこんな異国の地で乞食まがいの事をするのだろうか?
じっくりと話しを聞きたいとも思ったが、こいつの受難でオレの運気が下がっても困るので、ニヤニヤしたまま、足早に立ち去った。
後ろからは、「Give me money or food」と何度もオレに呼びかけて居たが........
 
マカティでの白人乞食は長年のフィリピンとの関わりの中では初の出来事だったので、記録まで。