さて、久しぶりのBちゃんとの再開。
マニラミーティング後の田舎での出来事をまずは聞いた。
詳細は彼のブログに書かれているので割愛。
オレは、田舎に行ったら、絶対に宴会はしちゃ駄目。昼間から酒飲んでも駄目だとキック言っておいた。
大抵はここから崩れるからだ。
田舎の閉鎖的な空間では、一人で酒飲むというのは部屋に引きこもってこっそり飲む以外は非常に難しい。
さらに、ビール数ケースでも2000円か3000円、日本人にとってみれば、大した出費じゃない。
カミさんの家族とちょっと飲むつもりが、いつの間にやら近所の知らん連中が混ざってくる。
しかも、酒宴を開くというのは金持ちの象徴のように捉えられる。
だからして、大抵は酒宴でただ酒飲みからウータン攻撃へと、ずうずうしさがエスカレートするのが常だ。
さて、今回のBちゃんはと言うと、到着後酒宴は開かなかったらしいが、相手も流石で、勇んで田舎に飛び込んだBちゃんはいとも簡単に外堀を埋められた秀頼大阪城状態となってしまったらしい(笑)
酒宴は開かなかった反面、酒宴のせびりの洗礼は受けたようだ。
しかも、あれだけ昼間から酒を飲むなと言ったにもかかわらず、飲んでしまったらしい(爆)
これまた叔母さんに皮肉られたとブログには書いてあったが、チスミス材料になったのは間違い無いだろう。
なにせ、閉鎖的な田舎社会では、外国人は自分の思った以上に注目を浴びているものなのだ。
そして、彼らの関心事は、当然ながら金だ。
特に、彼の田舎のように近所の半分は何らかの親戚関係となると、これはもうクモの巣にかかった虫状態だと思った方が良い。
こういった環境ではクモに食われないように、現地に溶け込むようなレベルの生活をするしかないのだが......
さて、田舎庵生活の拠点である、家を建てる予定であったBちゃんは、カミさんが買ったという「市の分譲地」をまずは下見した。
この「市の分譲地」。
ちょっと田舎住まいした事の有る人なら、必ずと言って良い程、この話しを聞かされたと思う。
というか、そういう人達と話すと必ず出てくるのが、この「市の分譲地」だ。
しかしこれが曲者。
日本的な市の分譲地とは似てもにつかないもので、大抵は市長の個人的な土地資産の分譲である。
要は資金集めの材料なのだ。
田舎の市長なんてのは、大抵その土地の名士であるからして、金が必要になれば、山一つならして分譲地を作って売るわけだ。
市の分譲地=市長の土地の分譲地.....という訳だが、実は実際に買うヤツは少ない。
理由は単純に安くはないからという事と、そんな土地を買う余裕があるなら、仕事の有るメトロマニラに出て行きたいというのが心情だろう。
かくして、日本的「市の分譲地」を想像していたBちゃんは、荒れ果てた「市長の土地資産分譲地」を見て、愕然とした。
こんなライフラインも無いような場所には住めん....という結論に達したらしい。
ところが、場所や環境なんかはまったく関係無く、ただ夢の住まい建設に燃えているカミさんの勢いはそう簡単には止まらない?(笑)
勢い余って、家の建築計画まで具体的に進める話しとなったらしい。
ここでもくいつかの注意をしておいた。
予算の三割り増し理論だ。
これは、総体の三割増しという意味では無い。
話しの発端が、具体的な建設業者から離れれば離れる程、驚く程の人間を介在する事になる。
日本ではとても考えられない位、話しがいろんな人を経由し、その経由毎に三割増しとなるのだ。
なので、気がついた時には元々の予算とは似ても似つかない程の金額に膨れ上がる。
しかし、その経由する人間共が管理をするのかと言えば、そんな事はまず無い。話しを振るだけなのだ。
ここでもBちゃんは日本の不動産経験を生かした対応をしたらしいが、もちろんの事、こちらの不動産事情は日本とはまったく違う。
いや、性格には全然違う訳では無く、「微妙に全てが違う」と表現した方が適切かもしれない。
あえて言えば、昔、日本でも大工が家を請け負っていた頃と多少似てるだろうか?
こちらでは、大工の棟梁が施工を仕切るが、その仕切りには責任が無い。日程オーバー、予算時との建材違いなんてのは序の口。
かくして、大抵の人は、家を建てた時の予算はオーバーすると相場は決まっている。
そういえば、昔、不慮の死を遂げたGさんのアパートを見に行った時、大幅に予算をオーバーしながら、完成までは程遠い状態を見て、ああやっぱりと思ったのを思い出した。
いずれにせよ、これまた閉鎖的な田舎で日本人が家を建てるなんて話しが出れば、それこそいろんな輩が沸いてくる。
設計を頼むというカミさんの友人に施工管理も頼もうとしたらしいが、彼はそういう所を懸念したのだろう....施工管理は辞退されたらしい。
ちなみに、彼の家の説明部分に、「地盤が悪いのか全面セメントの」と書いてあるが、これは地盤とは関係無い。
このコンクリの上に直接タイルを敷いて床完成である(爆)
つづく
マニラミーティング後の田舎での出来事をまずは聞いた。
詳細は彼のブログに書かれているので割愛。
オレは、田舎に行ったら、絶対に宴会はしちゃ駄目。昼間から酒飲んでも駄目だとキック言っておいた。
大抵はここから崩れるからだ。
田舎の閉鎖的な空間では、一人で酒飲むというのは部屋に引きこもってこっそり飲む以外は非常に難しい。
さらに、ビール数ケースでも2000円か3000円、日本人にとってみれば、大した出費じゃない。
カミさんの家族とちょっと飲むつもりが、いつの間にやら近所の知らん連中が混ざってくる。
しかも、酒宴を開くというのは金持ちの象徴のように捉えられる。
だからして、大抵は酒宴でただ酒飲みからウータン攻撃へと、ずうずうしさがエスカレートするのが常だ。
さて、今回のBちゃんはと言うと、到着後酒宴は開かなかったらしいが、相手も流石で、勇んで田舎に飛び込んだBちゃんはいとも簡単に外堀を埋められた秀頼大阪城状態となってしまったらしい(笑)
酒宴は開かなかった反面、酒宴のせびりの洗礼は受けたようだ。
しかも、あれだけ昼間から酒を飲むなと言ったにもかかわらず、飲んでしまったらしい(爆)
これまた叔母さんに皮肉られたとブログには書いてあったが、チスミス材料になったのは間違い無いだろう。
なにせ、閉鎖的な田舎社会では、外国人は自分の思った以上に注目を浴びているものなのだ。
そして、彼らの関心事は、当然ながら金だ。
特に、彼の田舎のように近所の半分は何らかの親戚関係となると、これはもうクモの巣にかかった虫状態だと思った方が良い。
こういった環境ではクモに食われないように、現地に溶け込むようなレベルの生活をするしかないのだが......
さて、田舎庵生活の拠点である、家を建てる予定であったBちゃんは、カミさんが買ったという「市の分譲地」をまずは下見した。
この「市の分譲地」。
ちょっと田舎住まいした事の有る人なら、必ずと言って良い程、この話しを聞かされたと思う。
というか、そういう人達と話すと必ず出てくるのが、この「市の分譲地」だ。
しかしこれが曲者。
日本的な市の分譲地とは似てもにつかないもので、大抵は市長の個人的な土地資産の分譲である。
要は資金集めの材料なのだ。
田舎の市長なんてのは、大抵その土地の名士であるからして、金が必要になれば、山一つならして分譲地を作って売るわけだ。
市の分譲地=市長の土地の分譲地.....という訳だが、実は実際に買うヤツは少ない。
理由は単純に安くはないからという事と、そんな土地を買う余裕があるなら、仕事の有るメトロマニラに出て行きたいというのが心情だろう。
かくして、日本的「市の分譲地」を想像していたBちゃんは、荒れ果てた「市長の土地資産分譲地」を見て、愕然とした。
こんなライフラインも無いような場所には住めん....という結論に達したらしい。
ところが、場所や環境なんかはまったく関係無く、ただ夢の住まい建設に燃えているカミさんの勢いはそう簡単には止まらない?(笑)
勢い余って、家の建築計画まで具体的に進める話しとなったらしい。
ここでもくいつかの注意をしておいた。
予算の三割り増し理論だ。
これは、総体の三割増しという意味では無い。
話しの発端が、具体的な建設業者から離れれば離れる程、驚く程の人間を介在する事になる。
日本ではとても考えられない位、話しがいろんな人を経由し、その経由毎に三割増しとなるのだ。
なので、気がついた時には元々の予算とは似ても似つかない程の金額に膨れ上がる。
しかし、その経由する人間共が管理をするのかと言えば、そんな事はまず無い。話しを振るだけなのだ。
ここでもBちゃんは日本の不動産経験を生かした対応をしたらしいが、もちろんの事、こちらの不動産事情は日本とはまったく違う。
いや、性格には全然違う訳では無く、「微妙に全てが違う」と表現した方が適切かもしれない。
あえて言えば、昔、日本でも大工が家を請け負っていた頃と多少似てるだろうか?
こちらでは、大工の棟梁が施工を仕切るが、その仕切りには責任が無い。日程オーバー、予算時との建材違いなんてのは序の口。
かくして、大抵の人は、家を建てた時の予算はオーバーすると相場は決まっている。
そういえば、昔、不慮の死を遂げたGさんのアパートを見に行った時、大幅に予算をオーバーしながら、完成までは程遠い状態を見て、ああやっぱりと思ったのを思い出した。
いずれにせよ、これまた閉鎖的な田舎で日本人が家を建てるなんて話しが出れば、それこそいろんな輩が沸いてくる。
設計を頼むというカミさんの友人に施工管理も頼もうとしたらしいが、彼はそういう所を懸念したのだろう....施工管理は辞退されたらしい。
ちなみに、彼の家の説明部分に、「地盤が悪いのか全面セメントの」と書いてあるが、これは地盤とは関係無い。
このコンクリの上に直接タイルを敷いて床完成である(爆)
つづく