カルチャー

wowowieカルチャー

P国の人気TV局と言えば、GMAとABS-CBNの二大TV局。

何故か昼間はバラエティー。
日本で言えば、笑っていいとも...か?(あれはまだやってるのだろうか?-笑)

この国はいまだマス文化真っ盛りなので、猫も杓子もTV番組は共通話題だ。
いや、そんな事は無いよ、マニラでババエからTVの話題なんて聞いた事無いなぁ....という御仁は、いまだ馴染んでないと自己反省すべし......、日本の昭和時代のようにTV話題無しではドメスティックな一般会話は成り立たない!

そんな中で夜更かしババエがのそのそと起きて来る昼頃の超人気番組と言えば、P国のタモリこと、ウィリーがホストを務めるWOWOWIE。


          ※内容は特に本文と関係無し

この番組の人気コーナーは、人気俳優や歌手のダンスや歌のコーナーもさることながら、一般視聴者参加のクイズコーナー。参加者が一芸披露してからクイズ参加と、一風変わった趣向だが、その一芸披露と同時に、短時間のチョコット身の上談義が人気の秘密。

このチョコット身の上談義では、大抵は低所得者層の不幸自慢。
なぜなら、不幸話しにインパクトがあればある程、ウィリーが「それじゃ、あなたにテンタウザンド!!」と、彼から現金を貰えるからだ。

しかも、参加者がウィリーを褒め称えると、これまたウィリーが「よっしゃ!、あなたにワンタウザンド!!」と、ボラボラ報酬を与えるもんだから、参加者は出てくると、すかさず「ウィリー、グワポー!!」とこれでもかという程のボラボラをかます。

もちろんクイズに勝って、さらに何だかよくわからんが、ゲームで運がよければワンミリオン!!となる。
参加者はウィリーにボラボラかましてキャッシュゲット、とっておきの一芸披露してキャッシュゲット、不幸自慢してキャッシュゲット、そしてゲームに勝って夢のミリオネラー....と、現金飛び交う判り易いコンセプトな番組なんだが........

さて、話しを戻すと、2005年から続いているこのこの番組を大抵のババエは見ている。
金クレスタイルは、ババエが男に媚うる水商売の核をなしているとも言えるが、ボラかましたり、不幸自慢しながらお金ちょうだいと手を出すスタイルはこの番組の影響も多分に有るようだ。

先日飲み屋でついたババエに台風で大変な目に合ったという話しを延々聞かされた。
金クレとは言われなかったが、台風被害でどんなに自分が困っているかという話しばかり延々と聞かされたオレは、「オレはウィリーじゃねぇし....」と釘刺すと、ババエはベロンと舌を出した.........

Nobody

既に広く知れ渡って来てるけれども、某SNSで書いたネタの焼き直しで失礼。

言わずと知れた、韓国グループ「Wonder Girls」の大ヒット曲。

最近どこの55行ってもこれがかかる。

振り付けも大ヒットで、大人から子供まで、猫も杓子もこの指差しダンスだ。

しかし、これ55には似合わないんだよな~!

ピノイの好きなピーナ像

ピーナを語る時に外せないのが、何だこいつは!?....と思える連中の性格。
悪く言えば、ずうずうしく、すぐ逆ギレし、遠慮というものを知らない....わがままで、自分勝手な訳だが.....

こちらのドラマでもそういう特徴を良く表現しているものを見かける。
最近見た中ではこのKasal(結婚)という映画だ。


これは金持ちのピノイに貧乏人のピーナが結婚するまでのドタバタをおもしろおかしく、しかも恋愛物に仕立て上げた作品で、フィリピン人がこういうシチュエーションをどういう風に考えているのか?...を考察する上で、非常に興味深い作品だった。

この映画の中で、貧困層出身、ずうずうしく、すぐ逆ギレし、遠慮というものを知らない女を演じているのが、このJudy Ann Santosだ。
Judy Ann Santos wiki
http://en.wikipedia.org/wiki/Judy_Ann_Santos

特に日本人受けする顔でも、セクシーな体してる訳でも無いので、彼女について書いてあるブログを見かける事も殆ど無いが、何故かこちらでは彼女はウケている。

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このJudy Ann Santosが映画の中ではホントにメチャこまっしゃくれてる!
もう見ててイライラする位こまっしゃくれてるが、このはねっ返りを辛抱強く包み込むように愛していく金持ちピノイを演じるのが名前の読みにくいRyan Agoncillo君。

この映画の中では、金持ちと貧乏が結婚しようとする場合どうなるか?...というテーマに対して、あ~成る程と思えるシーンが満載だ。
しかし、所詮はシンデレラ物語な訳で、最大の視聴者である貧乏人共を美化して描かれているのは否めない。

さて、話しを戻すと、この作品ではJudyがメチャクチャ我侭な貧乏オンナを演じている。
しかし、我侭で、逆ギレし、ツッパリまくる訳だが、影でシクシク泣いてたりする訳で、どうやら、表面突っ張ってても、実はか弱き乙女....みたいなのが「かわいい」という事らしい。

この美人でもなく、セクシーアピールも無いババエが、我侭に七転八倒するあたりがピノイにしては「放っておけない」存在なのだろうか?
そういう意味では日本ではあまり受けないであろう「自己主張のシッカリしたババエ」に何か魅力があるのだろうか?

しかもその主張には一貫性は殆ど無い。
自分のおかれた環境に対する不満や鬱憤をイキナリぶつけて来る訳だ。
この作品の中でも、金持ち側は基本的に「遠慮」というものが解かっている。
それは、衣食住足りて初めて考慮できる自分の基準線というものができるからだ。

しかし、貧乏人側には基本的に「遠慮」というものが無い。
何故なら、彼らが「遠慮」していては、このシンデレラストーリーは完結しないからだ。
逆説的に言えば、金持ち×極貧という関係において、「遠慮」が入れば関係そのものが成立たない....とも言える。

それに対するピノイRyan君。
途中キレる所もあるが、兎に角辛抱強く語りかける.......
ま、デフォルメされているとは言え、ジャジャ馬に尽くすピノイ君の図がうまく描かれている(笑)

ま、兎に角、かいがいしく旦那を世話する女房....とは180度違う文化だな?

追記
ちなみに、このJudyという女優は他のドラマでも大体同じような性格の役柄で、オレの大嫌いな女優の一人。

オヤジの知らないもうひとつのP国

■コスプレもすっかり浸透? フィリピン「LEVEL UP! LIVE2008」をあれこれレポート
http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20081022032/

■RWC2008大会“Day1”,日本代表ギルド「chop」地元フィリピン代表ギルドの前に敗れる
http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20081020017/


以前からオンラインゲームについていろいろと書いてるが、数年前から過熱感が増してきているフィリピンのオンラインゲーム事情。
日本のオンラインゲームも大分進出してきてるが、今や世界大会が開かれるまでになったP国はアジアの中で存在感を高めつつあるようだ。

加えてジャパンアニメ、コスプレも比較的経済状態の良いニュージェネレーションファミリーを中心に爆発的に広がっているようで、ケーブルのアニメチャンネルも今やアニマックスやヒーローズと数チャンネル展開されている。

しかし、廻りを見渡し「そんなもんどこにも流行ってないぞ~」と早とちりしてはいけない。
これらは、あくまでメトロマニラを中心とした「ニュージェネレーションファミリー層」(メトロマニラの新興タウンハウス、車所有、核家族的)のムーブメントなのだ。こういった層が実際の購買力も相まって、この国のサブカルチャーを牽引している........そう考えてもいいだろう。

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PLAYBOY創刊!!

以前Iwa Motoについて書いてみたが、フィリピンでも最近印刷技術が向上して、質の良い雑誌が沢山出るようになった。
男性誌としては、FHMを初めとしたフィリピン産サブカルチャー誌が何種類か刊行されているが、この度世界的に有名な男性誌PLAYBOYフィリピンが創刊された.......

■プレイボーイ誌フィリピン版創刊、全裸の掲載はなし
http://www.afpbb.com/article/entertainment/entertainment-others/2373287/2798150

記事中には「CBCPのPedro Arigo司祭は、「すでに同国には成人向けの雑誌が氾濫しているので、プレイボーイ誌によりフィリピンの性文化がさらに退廃するだろう」と話している」とあるが、既に氾濫してるならプレイボーイ一冊増えた所で対した違いは無いだろう?(笑)

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